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正しい精油(エッセンシャルオイル)の選び方−1

更新日:2020年9月22日

友人のサロンでの出来事です。

ご来店されたお客様が

サロンで使っているゼラニウム精油の香りが、

「自宅で使っているゼラニウ精油の香りと全然違う!」

「こんなにいい香りじゃない!」

と仰ったそうです。


よくお話を聞いてみると、

どんな精油を選んだら良いのかが

実はまだあまり知られていないのかなーと

感じたので、正しい精油の選び方を

私自身の視点を交えてお伝えしようと思います。


実は精油とは呼べないものが

精油として認識されている事も

少なく無いかもしれません。


様々な癒しや作用をもらたす精油です。

正しい知識を持って選んでいただいて

アロマセラピーの力を実感していただきたいですし

精油では無い物を誤って使用してしまい

「こんなものか」と終わってしまっては

とても悲しいですので。




1.表記について


まず、「精油」あるいは「エッセンシャルオイル」と

表記されているものを選びましょう。


「アロマオイル」は精油ではないんです。

アロマ=芳香 と言う意味ですので

そのまま訳すと香りのするオイル

と言うことになりますので

合成であろうと、アロマオイルの括りには入ってしまいます。


もしかしたらアロマオイルと書かれていても

精油は存在するかもしれません。

ですが、アロマセラピーの正しい知識を持った方が

販売されているのなら、アロマオイルとは表記しないはずです。



2.遮光ビンに入っている物


必ず、遮光されたビンに入っている物を選びましょう。

深い茶色や青、緑色のものが多くみられるかと思います。

精油は光によって劣化するからです。


透明なビンに入ったものはほとんど見かけないとは思いますが

もしあれば、それは精油では無い可能性が高いです。



3.学名が確認できる物


これは見落としがちかもしれません

学名とは原料植物は何であるのか

確認できる唯一の手段です。


ラベルを見る際のヒントとして

学名はイタリック体(斜体)で

示される決まりになっていますので

真正ラベンダー(Lavender)であれば

学名は:Lavandula angustifolia

のように表記されます。


また少し専門的になりますが

植物の分類は非常に詳細ですので

精油としては同じ名前でも

学名が異なる物もあります。

これは偽物というわけではありません。

例えば真正ラベンダーでも

Lavandul officinalis

と言う学名のものがあります。


いずれにしてもまずは書いてある事

書いていないものは品質面として信頼性が低いと

考えていただいて良いと思います。


なぜかと言うと、アロマセラピーは

精油の香りや作用がとても重要ですよね。

原料植物が異なれば、抽出される成分が

変わるので、香りや作用も異なってしまうのです。


ですのでお目当ての精油を購入される場合

その精油の学名を一度検索するなどして

調べてみることをお勧めします。

購入される精油にその表記があるかどうか

確認してみましょう。





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