友人のサロンでの出来事です。
ご来店されたお客様が
サロンで使っているゼラニウム精油の香りが、
「自宅で使っているゼラニウ精油の香りと全然違う!」
「こんなにいい香りじゃない!」
と仰ったそうです。
よくお話を聞いてみると、
どんな精油を選んだら良いのかが
実はまだあまり知られていないのかなーと
感じたので、正しい精油の選び方を
私自身の視点を交えてお伝えしようと思います。
実は精油とは呼べないものが
精油として認識されている事も
少なく無いかもしれません。
様々な癒しや作用をもらたす精油です。
正しい知識を持って選んでいただいて
アロマセラピーの力を実感していただきたいですし
精油では無い物を誤って使用してしまい
「こんなものか」と終わってしまっては
とても悲しいですので。
1.表記について
まず、「精油」あるいは「エッセンシャルオイル」と
表記されているものを選びましょう。
「アロマオイル」は精油ではないんです。
アロマ=芳香 と言う意味ですので
そのまま訳すと香りのするオイル
と言うことになりますので
合成であろうと、アロマオイルの括りには入ってしまいます。
もしかしたらアロマオイルと書かれていても
精油は存在するかもしれません。
ですが、アロマセラピーの正しい知識を持った方が
販売されているのなら、アロマオイルとは表記しないはずです。
2.遮光ビンに入っている物
必ず、遮光されたビンに入っている物を選びましょう。
深い茶色や青、緑色のものが多くみられるかと思います。
精油は光によって劣化するからです。
透明なビンに入ったものはほとんど見かけないとは思いますが
もしあれば、それは精油では無い可能性が高いです。
3.学名が確認できる物
これは見落としがちかもしれません
学名とは原料植物は何であるのか
確認できる唯一の手段です。
ラベルを見る際のヒントとして
学名はイタリック体(斜体)で
示される決まりになっていますので
真正ラベンダー(Lavender)であれば
学名は:Lavandula angustifolia
のように表記されます。
また少し専門的になりますが
植物の分類は非常に詳細ですので
精油としては同じ名前でも
学名が異なる物もあります。
これは偽物というわけではありません。
例えば真正ラベンダーでも
Lavandul officinalis
と言う学名のものがあります。
いずれにしてもまずは書いてある事
書いていないものは品質面として信頼性が低いと
考えていただいて良いと思います。
なぜかと言うと、アロマセラピーは
精油の香りや作用がとても重要ですよね。
原料植物が異なれば、抽出される成分が
変わるので、香りや作用も異なってしまうのです。
ですのでお目当ての精油を購入される場合
その精油の学名を一度検索するなどして
調べてみることをお勧めします。
購入される精油にその表記があるかどうか
確認してみましょう。
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